2019 冬のパリ。ルーヴル美術館~美の巨人たち風でお送りいたします~
連日、展示会に足を運びつつ
無理くり時間を作って美術館巡りも貪欲に・・・
4つ以上美術館や観光施設を巡るのなら、
パリ・ミュージアム・パスがお得とのことで
わたしたちは4Day(2019年現在 66€ 約8,000/1人)を購入し、使い倒しました。
ルーヴルやオルセー美術館はもちろん、
ヴェルサイユ宮殿、凱旋門やノートルダム寺院の塔(現在は修復中) など、
メジャーなスポットはほぼ対象&チケットを都度購入する手間も省けます。
日本での購入も可能なようですが、現地では空港・キヨスク・対象の観光スポット
等、様々な場所で取り扱っているのでレート的にも現地購入をお勧めします。
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さて、
まず最初に足を踏み入れたのは
心に留まった作品を見ていきましょう。。。
1830年 ウジェーヌ・ドラクロワ / 民衆を導く自由の女神
これを見てDragon Ashを思い出す方はきっと同世代。
革命のファンファーレが聞こえてくるような迫力です。
厳重にガラス張りにされていた
1503‐1519年 レオナルド・ダ・ヴィンチ / モナ・リザ
今までレプリカばかり目にしてきた為、現物だという実感がなかなか湧きません。
意外にも小さいサイズ感。
展示品もさることながら、
美術館そのものの美しさ・・・
華やかさ・緻密さ・重厚感 が、随所に散りばめられています。
ここからは宗教画で気になった面々をご紹介していきます。
1494年 アンブロジオ・ボルゴニョーネ / 寺院でのプレゼンテーション
青白い・・どころか、灰色の肌。
この世のものでは無い不気味さと、どこか神妙な雰囲気、
そんな中、平然と頭に斧がささった聖人と子供の誕生、というコントラストに
心を掴まれました。
この聖人は、イタリア・ヴェローナの聖ペテロ
13世紀にミラノでの布教中、暗殺され、
その時の凶器が、あの斧だそうです。
殉職した時そのままの姿。凶器さえ彼の持ち物になってしまったのでしょう。
意味を知ると、なんとも言えない心境になります。
こちらはちょっと不思議な未来予知を感じる作品。
1437‐1444年 ステファノ・ディ・ジョヴァンニ /
le Bienheureux Ranieri Rasini délivre les pauvres de la prison de Florence
寄りで見てみましょう。
飛ぶ人
すり抜ける人
逃げ出す人々 。
お話としては、フィレンツェの牢獄から貧しい人々を聖人が救済しているシーンだそうです。手前の座り込んでいる人物から「おぉ、、神よ。。」と祈る声が聞こえてくるようです。
飛ぶ人の足の部分、どことなくロケットな感じ、1400年代に描かれたものと思えない
未来を予知するかのような想像力です。
お次は彫刻作品の数々。
紀元前130‐100年頃 アンティオキアのアレクサンドロス / ミロのヴィーナス
後はこうなっているんですね~
後ろ側や側面から眺めると、また新鮮です。
鵞鳥を抱く子供
すっごい、「グワァっっ!」ってなってます。友達なの?獲物なの?
こちらのベッドに横たわる貴婦人。
紀元前300‐100年頃 眠るヘルマフロディトス
柔らかそうな肌となめらかに表現された布。
腰回り~ヒップにかけてのラインが美しい線で造られています。
反対側に回り込んだところ新たな発見が・・・
お分かりいただけたでしょうか。
両方あります。
現代チックですよね、多様性を感じる美しさ。
気になって作品の詳細を調べると、少々悲しい神話に纏わるものでした。
装身具の展示品も豪華で立派なものばかり。
ルイ15世の王冠
王冠の宝石部分は全てガラスに取り替えられ展示されているとのこと。
ガラスだったとしても、おとぎ話のような美しさ。
アングレーム侯爵夫人のティアラ
ダイヤモンドとエメラルドです。
キラキラ・ゴロゴロの宝石 (の、ようなもの) が大好きだった幼少期
本物を目の前に食玩を思い出す位、童心に戻って観賞。
大人になっても相変わらず、きらきらと輝くものに惹かれる三つ子の魂。
この旅の道中、ドイツで買付けに至ったジュエリーもそのひとつ。
キャンディーのようなごろごろきらきら・・・
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パリ編、マッタリとつづく・・・